今日は、寒さが緩んだ一日でありました。
帰る頃になっても、暖かさが少し残った感じで寒さをあまり感じませんでした。
して、このところ、江南の 「 踊る埴輪 」 をネットで調べていて、
納得したけれど、ちょっと寂しい事がありました。
■踊る埴輪
このところたくさんの数の人物埴輪を見て回っていた理由の一つに、
他にこんな顔した人物埴輪はあるのじゃろかという素朴な疑問がありました。
いろいろな顔を見ましたが、こんな顔をしたものは今の所ないのであります。
馬や犬の埴輪の中には、まん丸目玉のものがあります。
踊る埴輪が馬曳きの農夫だったとして、
この埴輪を作った人は、農夫を馬や犬と同じ扱いにしたのじゃろかとか、
ぼんやり思っておりました。
して先日、以下の埴輪をしりました。
■「 笠を被る男子頭部 」 野原古墳出土
東博の 1089ブログ で見たものであります。
写真は新聞のオンラインニュース 2011年4月27日から。
確かに、同じに見えます。目口はもちろん、鼻の形なんかも。
踊る埴輪と同じ古墳の出土なら、やっぱりこうなんだと納得する反面、
踊る埴輪の2体だけが、突然変異的に出来たものではなかったという、
ちょっとした寂しさを感じました。
野原古墳群で出土した埴輪の一覧や写真を、しろうとが見れるものがあるかどうか、
次に埋蔵センターに行ったときに聞いてみようと思うのでありました。