古墳の本「さいたま古墳めぐり」の完遂でありますが、
秩父の荒川沿いの古墳は見て回ったので、
残っているのは神流川系の塚山の太田部古墳群だけであります。
 ※児玉の普門寺古墳群白岩古墳群については見に行ったものの、
  その群の墳丘を一つも視認できていないので、
  これも見ておかなくちゃでありますけれども。


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■して塚山に行くには、今まで当たり前に神流湖側から、
 太田部耕地(集落)経由で行くものとそう思っておりました。
 ただこのところ、西秩父の地図をグリグリ見ておりましたので、
 土坂峠から往復もどうなのじゃろと考えていたのであります。

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■旧土坂峠というのか本土坂峠というのか、とにかく、
 そこから波線をたどり、978峰から尾根伝いに907峰を経由して、
 塚山に出るルートであります。
 古墳群と塚山神社跡は、山頂の北東側すぐの高原状の場所にあるので、
 塚山山頂に至れれば、古墳群を探すのも難しくない。

 となれば、塚山を目指した先達登山者の山行記録が参考になると、
 探し始めたら、確かに歩いた記録がいくつか見つかりました。
 これ、とても参考になります。
 まさに土坂峠から塚山のピストンの記録もありましたし、
 もちろん太田部集落から塚山のピストンもありますし、
 山頂から、978峰の西にある849峰のさらに西のテレビ中継塔の、
 舗装された作業道を使って、塚山から万場方面に抜ける、
 縦走の記録もありました。
 して、それらを見ていたら、
 978峰は竹ノ茅山(たけのかややま)というのを知りました。

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■塚山を東側から。byGoogle。
 (1)は、太田部集落からのダイレクト
 (2)は、土坂峠から竹ノ茅山を越えて塚山
 (3)は、テレビ中継塔から竹ノ茅山の北面を巻いて塚山。

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■塚山を西側から。byGoogle。
 (2)の土坂峠からが、標高差が少なく、
 車を使ってのアプローチに無理がなく、効率が良いと思うのであります。
 それは古墳群で時間をたっぷり使えるということであります。
 (3)のテレビ中継塔経由は、ところどころ展望が良さそうだし、
 シカの食害で数は減らしているとのことですが、
 カタクリの自生地「大場平」があるので、それも楽しむことができる。
 それだと、3月でありますか。

 少しづつ緑が濃くなっていくこれからの季節、
 藪の古墳めぐりはいまいちになりますので、
 来年、カタクリが咲く頃なのか、とにかく冬枯れの時期に、
 行ってみようと思うのでありました。
 例えば、土坂峠北側に車を置いて、竹ノ茅山経由で塚山に行き、
 古墳群を見た後は、竹ノ茅山の北面を巻いてテレビ中継塔を経由して、
 そこから土坂峠に戻る、そんなルートであります。